これからの研究として次のテーマを考えています。
「生体オートファジーを生起させるライフスタイルの研究」
この研究テーマは、個人の健康や社会全体の健康福祉に対し有意義なテーマと考えており、私の最後の研究テーマとしています。
1. 健康と長寿に対する関心の高まり
オートファジーは、細胞内の損傷したタンパク質や不要な細胞構造を分解して再利用するプロセスであり、近年の研究では、健康維持や病気予防に重要な役割を果たすことが示されています。特に、食事や運動といったライフスタイルの要因がオートファジーを活性化することが知られており、そのプロセスを研究することは、より健康的なライフスタイルの確立につながると思われます。
2. 予防医学の発展
現代社会において、病気の予防は大きな課題となっています。食事、運動、睡眠、ストレス軽減など、日常的な行動がオートファジーにどのように影響するかを解明することは、健康維持、特に生活習慣病の予防において、重要であると思われます。
3. オートファジー研究の進化と実践の結びつき
オートファジーに関する基礎研究は進展しているものの、その成果を実際のライフスタイルに適用し、一般人が日常生活で活用できるようにする実践的な研究はまだ十分に知見が揃っていません。ライフスタイルを通じてオートファジーを促進する具体的な方法を探る試みは、科学的知見を実社会に役立てるという点でも重要であると考えています。
4.日常生活での実践研究が可能なテーマ
その個人が健康状態に関してポジティブな意識なのか、あるいはストレスをどのように軽減しているのか、さらにヒューマンサポートが有る無しある等、どんどん関心が拡大していきます。単に科学的な知見を追求するだけではなく、普段のライフスタイルに関連させ、実践しながらこのテーマを深めていきたいと考えています。