私はこれまで教育系心理学および健康系生理学の2分野から教育や健康についてみてきました。
私の関心は,先進国に多いとされる心理的ストレスが心や身体にどのような影響を及ぼしているのか,あるいは,さまざまなライフスタイルと生体リズムとの関係について実証的に研究することです。
最近は,意識の持ち方によって,人体の生理作用がどのような影響を受けるかにも関心があり,健康に生きるために何が重要なのか研究していきたいと思っています。
何かを意識をするということは,高度な脳生理学的な反応であるゆえ,その意識が長期に渡れば渡るほど,また強ければ強いほど身体機能に何らかの影響を及ぼすことが考えられます。とても不思議な未知の世界が広がっています。
私の人生も未知の世界に近づきたいまさに探検でした。
【Key Words】awareness, biological rhythm, stress, cortisol, melatonin, growth hormone
青少年の教育との関連;ライフスタイルの実践的研究
・自然系ライフスタイル(自然豊かなライフスタイル)
・健康系ライフスタイル(健康的なライフスタイル)
・北欧系ライフスタイル(自由平等を基礎にQOLの高い市民生活)
教育に関しては,北欧型教育システムに関心を寄せています。
教育の目的が,自由で平等,お互いに支え合う社会を構築する市民の育成に向けられていることに共感します。初等中等教育でこのような考えとして方民主主義とは何なのか教えることも大切なことです。
特に,
・自分自身でものごとを判断し行動できる自律的青少年の育成
・協調的だが組織や集団の考えに流されない個の確立
・1市民としての自覚を持って行動する青少年の育成 が重要と考えます。
また最近,
・幸福度の違いにも関心があります。
そもそも幸福とは何でしょうか?
主観的な側面が強いとはいえ,環境要因も大きいと思われます。
いろいろな体験をしながら探っていき,記述表現したいと思っています。